AtamiBox(熱海ボックス)は、熱海を知り尽くしたプロが複数ショップから厳選した旬な商品を「ひとつの箱」に詰めてお届けする定額・定期便のサービスです。

・どんなショップの商品が届くの?
・どのような特徴のある商品なの?
・生産者さんの生の声も気になる!

という方のために、定期便で届く商品を扱うショップの紹介をしています。

 

今回は紹介するのは『あをきのひもの本店』さん。
江戸末期の慶応2年(西暦1866年)に創業した、熱海銀座に本店を構える老舗干物屋さんです。

AtamiBoxでは、ジャンル【海鮮】を選ぶと「 電子レンジでチン!浜焼きの真あじ干物 」などが届きます。

 

干物の朝ごはんを日本に広めた老舗干物店

旅館に泊まると朝食に「干物」が出てくる。そんなイメージを持っていませんか?

「朝ごはんと言えば干物というイメージは、うちがきっかけで広まったらしいんだよね」

そう語るは、あをきのひもの本店の五代目店主・青木繁明しげあきさんです。

ときは明治時代初頭。避暑地ならぬ “避寒地ひかんち” として注目を集めていた熱海には、初代首相の伊藤博文や早稲田大学創設者の大隈重信など政財界の人たちが長逗留ながとうりゅうに訪れていました。

その当時、旅館の朝食と言えば お刺身 が定番だったと言います。

しかし、滞在日数の長期化に伴って刺身に飽きてくる人が続出。そんな明治政府の重鎮たちに対して「開いた新鮮な魚に塩を効かせて乾燥させた “干物” はいかがでしょう」と新たな提案をしたのが、あをきのひもの本店・二代目店主の青木敬次郎けいじろうでした。

敬次郎の提案を受け入れて干物を口にした伊藤博文は、その美味しさに強く感動。その評判が広がったことで旅館の朝食に干物が提供されるようになったと言われています。(諸説あり)

 

美味しい干物を手軽に食べられるように

そのように熱海の干物文化を全国に広める起点を作った あをきのひもの本店 ですが、その後も時代の潮流を読みながら革新を続けてきました。

中でも象徴的な商品が Atami Box でもお届けする【 電子レンジでチン!干物シリーズ 】です。

開発したのは1990年代の中ごろ。東京・日本橋高島屋の店舗で、近くあった証券会社や総合商社で働く人たちのニーズに気づいたのが始まりでした。

そのニーズとは「海外支社に単身赴任している同僚への土産需要」

当時は海外に支社を置いている企業が多く、現地に派遣される人も少なくありませんでした。そんな人たちへのお土産として日本食(梅干しや海苔など)が喜ばれるという話を聞き、開発したのがこの商品です。

「海外でも日本食の魚を食べたい」
「だけど日持ちしないから海外には持っていけない」

そんな声に応えるべく、レンジで温めるだけで食べられるように真空パック詰めの干物を商品化したのでした。

 

時代のニーズを見つけて変化し続ける

そのように海外赴任先へのお土産として販売をスタートした『電子レンジでチン!干物』でしたが、海外支社の減少とともに需要は減少。

一方で、予想外のところから新たなニーズが見つかります

都会で忙しく働く女性や子どもに魚を食べさせたい親世代に中心に、「煙が出ない」「ラクに調理できる」「骨を取ってある」「ヘルシーで健康的な食品」として人気に火がつき始めたのです。

その変化を敏感に察知し、若者の好みに合わせた調整を加え、フライパンで温めると香ばしさの増す「浜焼き干物」や、紀州南高梅で味を付けた「いわし梅煮」や特製タレで煮付けた「サンマ蒲焼風」など、多くの人に干物を味を届ける “ネオ干物” として進化を続けてきました。

出典:https://www.aoki-himono.co.jp/SHOP/131045/t01/list.html

そんな努力の結果、今では生産が追いつかなくなるほどの人気となり、常に品薄な状態が続いているそうです。

 

あをきのひもの本店の『進化するネオ干物』

いつの時代も変化に寄り添いながら次世代の干物を作り続けてきたあをきのひもの本店。今もなお進化を続ける「ネオ干物」の味は、AtamiBox の【 熱海の海鮮づくしお試しセット 】でお試しいただけます。

自宅にいる時間も長くなった今の時代だからこそ、レンジで温めるだけで美味しすぎると評判の干物を味わってみませんか?

 

熱海の海鮮づくしお試しセット【予約販売】Atami Box
(税込¥3,980/送料別)

熱海の海鮮づくし大満足セット【予約販売】Atami Box
(税込¥7,000/送料別)

 

贅沢なプレミアムセットやお得な毎月コースもご用意してます!

 

【あをきのひもの本店】
住所:静岡県熱海市銀座町10-20
電話:0120-150-703
HP: https://www.aoki-himono.co.jp/